

こんにちは、とりくちです。
先日公開した配管テープを利用したスカート。(内部リンク)
すでにそのページでも書いていますが、折り目のクセが抜けていくと形が崩れてしまいます。
プリーツのピッチも見直しをかけ再製作を行いました。
今回は改めて作り直しを行い、アップデートをかけたので記事にしました。
こんな方に読んでほしい
- 前回の記事を読んだ
- 美プラ用プリーツスカートを作ってみたい
- 改造作例の参考にしたい
もくじ
- 結論
- 必要なもの
- 作り方
- さいごに
前回同様、作り方の随所にポイントを記載しているのでぜひ参考にしていただければと思います。
前回の記事はこちら
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【作り方あり】配管テープを使って美プラ用プリーツスカートを作ろう!!
2025/7/30
みなさん、美プラはどんな格好で飾っていますか? パイロットスーツのようなものもあれば、制服風な格好にしているもの、メカメカしいもの色々ありますよね。 スカートってかわいいですけど、可動域が他のものより ...
結論

製作から半月ほど経ち美プラにつけていますが形崩れは起きていなそうです。
今回、プリーツ部裏面を接着剤で留めるように塗り付け方を変更しています。
動きに制限がかかるか?と思いましたが現状は大丈夫そうです。
今回も配管テープを使用したものになっています。
現状半円状のものを複数接着することで円状にしています。
どうしても継ぎ目ができてしまうので個人的な改善ポイントです。
前回の記事も記載した介護用の防水シート。
購入したので次のタイミングで製作してみたいと思います。
必要なもの

以前のものからあまり変化ありません。
ゼムクリップは留める力が強すぎるのが要因で今回は不使用にしています。
必要なもの
- 配管テープ
- ベルト部品
- カッターマット
- マスキングテープ
- カッター
- はさみ
- コンパス
- 定規
- 接着剤
- 割り箸
今回は必要なものをどんなふうに使うかは省きます。
作り方

前半については製作手順にほとんど差はありません。
今回製作したものを美プラに取り付けたものが下の写真です。

プリーツのピッチも見直しをかけ、個人的にはかなり満足いくものになりました。
前回も記述している通り、本製作過程・形状は実際の服飾の製作過程とは異なります。
その辺りの知識はないまま作製しているのをご承知の上読んでいただければと思います。
前回から変更している点には見出し後ろに「★」をつけておきます。
配管テープに大きな半円を描く

配管テープを切り出す前に最初に大きな半円を描いてしまいます。
この線がスカートの足首側になります。
配管テープの端部をマスキングテープで固定。
反対側は手などで動かないようにします。
今回使用する配管テープは幅が50mmのものです。
自分はギリギリの半径48mmの半円を描いています。
描き終えたら手で押さえてた側をカッターやハサミで切ります。
ポイント
マスキングテープを貼れるよう少し余裕を持って切る。
配管テープに小さな半円を描く

01で描いた半円と同じ中心に小さな半円を描きます。
この線がスカートの腰側になります。
今回は丈を25mmにするので48-25の半径23mmの半円を描きます。
プリーツがいらないリクルートスーツのようなスカートを作りたい場合には次の手順を取ります。
キットの腰周り長さを測り、その周長から必要な半径を割り出す方法が綺麗に作れます。
仮に止めたい腰部分の周長が15mmなら
15÷3.14 = 4.777
直径4.777mmとなり、約5mmです。
これは全円の時になるので今回のように半円で描く場合は
(X×3.14)/2=15
30/3.14 = 9.554
約10mmの半円で足りると思われます。
逆に9や9.5mmにするとくるっと巻いた後ののり代もない状態になるのでお勧めしません。
プリーツスカートの場合は山折り谷折りにより必要周長が多く必要です。
ポイント
スカート丈はキットのスカートパーツ丈を測るなどして自分の好きな長さにする。
長めに作っておくと足首側をカットすることで長さの調節もする事はできます。
裏面も描く
02と同様の半円を裏面にも描きます。
山折り谷折りのケガキを入れるためです。
大きい円で描いた場合、中心からのキョリが小さい円よりも長くなり誤差が大きくなる傾向なので小さい半円側を裏面でも描きます。
ポイント
小さい円を描いたコンパスは閉じずにそのままにしておきます。
ケガキをして折って行く際に描いた線が見えにくくなります。
その際に再度描くときに円の大きさが変わらないようにするためです。
小さな半円状に等間隔に印をつける1(★)

前回は半円状に定規を当てて半円状に等間隔になるようにケガキを入れていきました。
今回はコンパスを使うことで技術的な負荷を低減しています。
今回のピッチは8mmにしているのでコンパスも半径8mmになるように大きさを変えます。
小さな半円と8mmのコンパスとの交点ができるように印をつけていきます。
ケガキを入れる(★)

先ほど印を付けた交点と01、02で描いた半円の中心を結ぶようにケガキを入れます。
ポイント
ケガキがうまくいくと、この後の癖つけが綺麗にでき、畳んだことによる反発も少ないです。
また、接着の工程も容易になります。
ケガク際に、自分はカッターの刃側で切る時の7割くらいの力で1度ケガキます。
その後に刃を反対にして峰側で通常の力加減で5回ほどケガキます。
この間、定規がズレないよう気をつけてください!
自身のカッターの切れ具合と配管テープの厚さでケガキ具合は左右されます。
端材を使って練習するのがおすすめです。
ケガいた箇所を癖つけ

04でケガいた線をしっかり折っていきます。
折りやすい箇所、折りにくい箇所があると思います。
一定にケガけるようなアイテムあれば是非教えて欲しいところです。
現状は峰側のケガキ回数変更など試行錯誤中です。
ポイント
この癖つけは次のケガキ(谷折り)の基準線にもあるのでしっかりやっておくように。
折った部分をゼムクリップなどで挟んでおくのもよいですよ。
小さな半円状に等間隔に印をつける2(★)

04でやったことを裏面でも行います。
今度のピッチは2mmになるようにコンパスも半径2mmになるように設定します。
癖つけをおこなっているので後がついているところに中心をおきます。
小さな半円状との交点に印をつけていきます。
ケガキを入れる(★)

05で実施したのと同様にケガキを入れていきます。
半円に切り取る
01と02で描いた半円に沿って切り取ります。
ポイント
この工程より前に半円に切り取ってしまうと小さい円側では中心がわからなくなりケガキが中心を通らない=歪な線になります。
大きい円側ではマスキングテープを貼る余白がなくなり、配管テープが動いてしまいます。
また、ケガく上にマスキングテープが載り、ケガキが浅くなります。
腰部分の接着(表裏で塗布範囲が異なります)(★)

表面となる側は前回と変わりません。
ケガキを行った部分の谷折り部分の接着をします。
接着代は3〜5mm程度の範囲を塗布。
接着部をクリップ等で留めて10分ほど放置します。

接着が確認できたら次は裏面です。
裏面は腰側から足先方向まで全範囲を塗布します。
この時、ケガキを入れた線上に接着剤が塗布します。

ポイント
裏面の固定にはゼムクリップではなく、割り箸を使用し留めます。
ゼムクリップだと留める力が強すぎて表面に跡についてしまいます。
割り箸(割る前)の反発力を利用して留めています。
留める時は裏面側のケガキ入れた山折り部が見える位の位置にセットして留めています。

プリーツ完成

上の工程を繰り返していけばプリーツは完成です。
(すぐ上の写真はプリーツを2つ作った状態ものです)
ベルト部品の接着(★)
自身としてはBOOTHで購入した「koi-form」のベルト部品を使っています。
ベルト部品にはseriaで売っている「フェイクレザーベルト」を使うのも良いかもしれません。
その際にフェイクレザーベルトが直線状なのに対して、スカート部は半円状なことです。
接着剤でスカートの腰部分に貼り付けても追従しないことが想定されます。
その際はベルト通しのような輪っかを新たに作り、それにベルトを通した構造にすればいけるのか?とも思っています。
完成
取り付けたい子に履かせたら完成です。
さいごに

以上が作り方を一部変更した配管テープ スカートの作り方になります。
最近はこの試行錯誤と練習に時間を多くかけていたので、記事作成や他ごとがおろそかになりました。
個人的にはいったん作り方としては収束したのかな?といったところです。
先でも書きましたが介護用の防水シートを購入しました。
配管テープの厚さの約半分の0.07mmだとか。
より柔軟性が出ることが考えれます。
その一方で薄いのでケガキの仕方にも、また試行錯誤が入りそうです。
今後もプラモデルの改造やその作り方を記事にしていきたいと思っています。
その際にはぜひのぞきに来ていただけると嬉しいです。
それでは、また!