こんにちは、とりくちです。
今回は技術者派遣のわるいところについて詳細を伝えていこうと考えています。
同じ職種で約15年、分かってきたことをお伝えできたらと思っています。
そもそも技術者派遣てなに?って方はこちらも読んでみてください。
合わせて読みたい
-
【仕事レビュー】雇用型派遣で技術者になり約15年、分かったことについてまとめてみた
今回は自身の生業としている技術者派遣という働き方について紹介していこうと思います。 この業界に勤めて約15年のとりくち。それなりに見えてきたものもあるのでご紹介し読んだ方の参考になればと思います。 雇 ...
結論
よいところでも書きましたが
よいところ、わるいところ含め、妥協できていることがこの業種で勤め続いている理由と考えています。
よいところと書いている部分も誰かにとってはわるい部分だったりします。
反対に、わるいところで書いているところが誰かにとってはよい部分だったりします。
そんなふうに見ていただけるとより高い視野で見ることができると思います。
よいところについては別記事にしていますのでこちらも参考にしてください。
こっちもチェック!
-
【仕事レビュー】技術者派遣のよいところ8つについて思いを書いてみた
2023/5/6
今回は技術者派遣のよいところについて詳細を伝えていこうと考えています。 同じ職種で約15年、分かってきたことをお伝えできたらと思っています。 そもそも技術者派遣てなに?って方はこちらも読んでみてくださ ...
わるいところ
帰属意識のうすれ
部署に配属されると多くの時間を自社よりも配属先で過ごすことになります。
それゆえに自社への思いや考えは多少なりとも薄れ、配属先の会社の方が情報も多く入ってきます。
配属部署の業績が上がった下がった、配属企業の利益が良かった悪かったという話は自社よりも耳に入ってきます。
また何かあった時に、身近にいる配属先の人の方が相談しやすい。というのも一つの事実です。
そう言ったことから自社への思いも薄れていきます。
しかし、配属先が変わっても自社の人の付き合いは続きます。
なので帰属意識の薄れは後々、営業との接点不足等に陥ると異動等の話は鈍化し不利になります。
必ずしもやりたいことではない
技術者派遣という仕事柄、ニーズやトレンドを追う、先回りすることで事業が継続すると考えています。
その結果、配属された部署は自身が必ずしもやりたい業務内容とは限りません。
というか、やりたい業務に就けることは非常にマレと考えていいでしょう。
しかし、技術トレンドとやりたいことが一致するとその可能性はグッと近づきます。
そのあたりを意識してやりたいことを探していくと良いと思います。
配属先のアタリ、ハズレあり
これは技術者派遣だけでなく一般的な企業に属してもよくあることです。
俗に言う「配属ガチャ」は上司の人間性や考え方で、自分にとってのアタリ・ハズレはやはり存在します。
また、派遣される部署というところは概ね忙しいところがほとんどです。
そうなると上司の気持ちの余裕もなくなり、キツい言葉が来ることもあります。
ただし、本当にツラければ会社の営業を通じて話しをしてもらうことも可能です。
すぐに動ける内容でもないので早めに話だけでもしておくのがおすすめです。
自社よりも配属先の方と仲良くなる
これは「配属先の方々と仲良くするな」と言っているわけではありません。
やはり普段会わない自社の人とは交流や会話が少なくなってしまいます。
長期的な目線で見ると自社の人とも仲良くなっておくことは必要です。
狙うべくは配属先の方々と同じくらい普段会わない自社の人間と仲良くなるというところです。
続けたくても終わるときがある
業務内容や生活リズムまで含めて、この感じだったらずっとこの場所で続けたいなと思うことは多々あります。
ただ、ここでも技術トレンドから外れたものを扱っていると続けたくても終わる(契約終了)ことがあります。
一定の予算の中で運用しているので注力すべき分野ではないと経営側から判断が入ることがあります。
そうなると予算はどんどん削られるので派遣を確保するが難しくなっていきます。
そういった事もあるので居心地の良い場所に居続けることは正社員の方よりかは難しいかもしれません。
ヒマではない
よく新入社員の方にも聞かれるのですが、基本はヒマではありません。
ヒマであればわざわざ外部から人材を投入する理由がないからです。
忙しさの山谷や残業規制等で時間は少なく設定されているかもしれません。
その分、時間あたりの密度が濃い仕事をしないと終わりません。
残業を許可してもらっている方がむしろ気持ち的な余裕すらでるくらいです。
昇給のタイミングは配属先マターの場合あり
各派遣会社ごとの人事制度で昇給の要件は異なりますが、もし契約単価がトリガーになっている場合は注意です。
配属先の契約単価で昇給有無が決められてしまうと配属先会社の業績にも大きく左右されます。
極端な話し、どんなに優秀な成果や評価を得ても配属先の業績が悪く単価が取れないと昇給できない流れになります。
もし、転職希望者の方々が本記事をみて頂いているようであれば面接時にどんな制度で昇給するのか面接官に聞いてみてはいかがでしょう?
成果を積み上げにくい
様々な会社に派遣されることで広く浅く技術知識を得られるのがこの技術者派遣のメリットです。
しかし、裏を返すと単一の技術を深掘りすることが難しくなるのも現実です。
広く浅くの経験は器用貧乏にもなりかねません。
そう言った意味でもこの技術、製品に注力して仕事をしたい!となると技術者派遣という働き方は向いていないと自身は考えています。
最後に
技術者派遣のわるいところとして8つお話ししてきました。
皆さんの思っていたわるいところの想像とは合っていたでしょうか?
皆さんが技術者派遣に突然飛び込む前に読んでいただき、少しでもギャップが埋まれば幸いです。
上でも書きましたが「わるいところ」も見方次第で変わると思います。
こういう事もあるのでは?などあればコメント頂ければ励みになり嬉しいです。
それでは、また!